七五三といえば、色とりどりの華やかな着物や袴。
いつも以上に可愛らしく、格好良く見えて、写真をたくさん撮りたくなっちゃいますよね。
その前に大変なのが着物の着付けですよね。
私、日本舞踊の名取をとっていて普段から着付けには慣れている方なのですが、それでも小さな子どもへの初めての着付けというのはとても大変でした。
そこで七五三の時に少しでも気楽に臨めるように、ちょっとしたコツと必要なものをまとめました。
この記事でわかること
・子どもの着物の着付けに必要なもの
・着付けのちょっとしたコツ
子どもの着物の着付けに必要なもの
どんなものが必要なの?
いっぱい必要なイメージだよね…
女の子の着物の場合
- 着物
- 長襦袢
- 肌襦袢(長めのキャミソールなどで代用可能)
- 半衿(襦袢によっては省略可能)
- 帯(元から結んである作り帯だと簡単!)
- 伊達締め
- 腰紐(多めに4〜5本あると安心)
- 足袋(靴下型のものが便利!)
- ぞうり
男の子の袴の場合
- 着物
- 羽織り
- 袴
- 長襦袢
- 肌襦袢(長めのキャミソールなどで代用可能)
- 半衿(襦袢によっては省略可能)
- 角帯
- 腰紐(多めに4〜5本あると安心)
- 足袋(靴下型のものが便利!)
- 懐剣
- 羽織紐
- ぞうり
着付けに使えるちょっとしたコツ
まず、トイレ!
何はなくとも、まずトイレへ!
1度着付けてしまうと、トイレへ行くためにまた脱いで…着付けて…整えて…大変ですよね。
着付けってする方も大変だけど、着せられる本人も大変なんです。
なので、できるだけ着直す回数を減らすためにもまずトイレをおすすめします!
1回ざっくり着せてみる!
初めて着る着物に、子どもたちもドキドキしているのではないでしょうか?
そして何重にも羽織って紐で締め付けられると、その重さと窮屈さに戸惑ってしまうかもしれません。
そんな不安を少し取り除くためにも、普通の服の上からでいいので1度ざっくり着せてあげてください。
「こんなに着るんだー」って驚きもあるかもしれませんが、ここで鏡で見せてあげましょう。
いつもと違う姿に、不安がきっとワクワクに変わるのでは?
ぜひざっくり着せてみてくださいね。
ひもは真ん中で結ばない!
伊達締めや腰紐、帯…とにかく縛る工程の多い着付け。
この紐で縛る加減で着た後の苦しさが段違いに変わるんです。
コツとしては、とにかく結び目は真ん中から少しずらす!
みぞおちの辺りで締め付けてしまうと、食い込んできて本当に苦しくなるんです。
少し左右にずらしてあげるだけで、ずいぶん楽になるのでぜひ実践してみてくださいね。
足袋は後でもいい!
最初に履いておくものとされていますが、幼い子どもの場合は履き慣れていないですし、大人が履かせてあげることになりますよね。
汗をかきやすい子どもは、裸足の方が暑くなりにくいのでは?と感じました。
それに着付けは踏ん張ることも多いので、裸足の方が子ども自身が踏ん張りやすそうでした。
足袋はお子さまの様子を見て、先にするか後にするかの判断をして良さそうです。
うちの七五三
着物はレンタル♪
男の子の着物と袴、うちはレンタルを利用しました。
決め手は、デザインが可愛かったことと、着付けが簡単になる工夫が施されていたことです。
半衿がすでに縫い付けてあったり、紐が少なくていいように作ってあったり。
特に、ぞうりや懐剣などの小物類も付いていたのがありがたかったです。
女の子だとレンタルではないのですが、掛布タイプの着物も着付けしやすくておすすめです。
掛布タイプだと帯も気にしなくていいですよね。
こちらも小物や腰紐がセットという点が嬉しい。
着付けは私
息子くんの七五三では、着付けは私が行いました。
苦しい〜、重い〜となかなかスムーズには進みませんでしたが、30分もあれば完成します。
子供にとって着替えの30分は大変ですよね。
好きな番組を見せたり、音楽をかけたり、できるだけ楽しい雰囲気で行うのがおすすめです!
撮影はちょっと特別に出張サービスなどを利用して撮ってもらうのも、素敵な思い出になりそうです。
大切なイベントの七五三。
ちょっとしたコツで少しでも気楽に、当日をワクワク楽しく迎えられますように♪
コメント