育児が今と昔では大きく変わっています。
え、今と昔で?
どんなことが変わったんだろうね?
妊娠、出産を経ていざ子育てを開始してから違和感を感じていました。
「あれ?まだオムツはずれてないの?」「お白湯を飲ませないの?」「赤ちゃんにべビーパウダー買っておいたよ」…え?
祖父母の世代にとっては当たり前だったことが、今の子育て世代にとっては当たり前ではないんですよね。
これから帰省や里帰り出産などで伝えておきたい、赤ちゃん育児の今と昔のガイドブックを作りました。
母乳についての今と昔
母乳とミルク
昔は母乳では栄養が足りない、ミルクを足さなきゃ…といった意見があったようです。
今の育児では母乳には赤ちゃんに必要な栄養がしっかり含まれているとされていて、基本的には母乳だけでOKなんです。
しかし粉ミルクも研究が進んで母乳に近い栄養が含まれているんです。
なので母乳が出にくい、仕事などでミルクが必要…といった場合にはミルクをどんどん活用したいですね。
つまりは…母乳でもミルクでもどちらでもOK!ってこと。
授乳間隔
かつて授乳は3時間おきにをしましょう、とされていました。
今の育児では「赤ちゃんが欲しがるときにあげましょう」とされています。
赤ちゃんは機械じゃないんですもんね。
きっちり時間で管理できるわけもなく…欲しがったときが赤ちゃんのお腹が空いているタイミング!
そうして1日20回あげてたうちの新生児期。
助産師さんからはびっくりされましたが「お母さんが元気なら続けていいですよ!」って否定はされませんでした。
ホッとしたのを覚えています。
卒乳
私も何度も言われました「まだオッパイあげてるの?」
昔は1歳になる前には断乳していたとかなんとか…。
私自身9ヶ月で断乳されたそうです。
今の育児では、子どもが自分から授乳をやめるまで待つ「卒乳」が増えてきています。
もちろんいろんな事情で早く断乳をしなければならない場合もあると思いますが、この時期までに!という制限はなくなったようです。
うちのように、2歳になっても欲しがるのであえての断乳!というパターンもありますよね。
それぞれのタイミングが尊重されるようになっているのはありがたいです。
赤ちゃんの飲食
お風呂上がりの白湯
「湯冷まし」や「白湯」をお風呂上がりの後などに与えていたそうです。
今は白湯の習慣はなく、水分補給の目的なら母乳を与えることになっています。
白湯より与えるなら栄養のある母乳を…という考え方ですね。
ミルクや麦茶など、その子が常用している飲み物でOK!
果汁
離乳食を始める前に果汁を与えていたようです。
今はアレルギーなどの観点から、果汁は離乳食前には与えないことになっています。
離乳食
かつては4ヶ月ごろから離乳食を始めていました。
今の離乳食開始は5〜6ヶ月ごろ、腰が据わってきたかな?など、赤ちゃんの様子を見て始めます。
虫歯菌がうつることを防ぐため、必ず専用のスプーンで与えましょう。
その他
抱っこ
抱き癖がつくといけない、しばらく泣かせた方が肺が鍛えられる…と言われていたようです。
今の育児では、赤ちゃんが求めるなら抱っこして安心させてあげよう、という考えになっています。
言葉を話せない赤ちゃんが何かを訴えているのかもしれませんね。
たくさん抱っこして、不安を取り除いてあげたいですね。
ベビーパウダー
お風呂上がりにパタパタとパウダーをされた方も多いのでは?
あせも予防にと私も真っ白にされていました。
しかし今は、パウダーが毛穴や汗腺を防いでしまうことによって肌荒れの原因になる可能性がある…とされています。
赤ちゃんの肌荒れ予防にはベビーパウダーではなく、しっかり保湿を行うことが大切なんですね。
オムツの卒業
なんとかつては1歳くらいになるとオムツを卒業させていたようです。
早い方が良いとされていたんですね。
今は、3歳くらいに「トイトレ」を行なうことが多くなっています。
オムツをはずすことが目的ではなく、トイレで用を足せるようになることを目指し、子どもの成長を見ながら焦らずに少しずつ進めていきます。
うつ伏せ寝
なんとうつ伏せ寝が推奨されていたことがあるんだそうです。
今は、SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐために、できるだけ仰向け寝をすることとされています。
今の育児をきちんと伝えよう!
こんなに違うんですね…今と昔の育児って。
これらのことだけじゃなくて、もっとあるかもしれません。
気付いたらどんどん足していきますね。
この違いをきちんと伝えることも親の責任です。
これから始まる夏休みを楽しく安全に過ごすためにも、きちんと知って伝えていきたいですね。
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